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総合防災訓練に参加 江戸川建設業協会  

更新日:2025/5/2

江戸川建設業協会は9月5日、江戸川区内で「第59回 江戸川区総合防災訓練」に参加した。同訓練は、首都直下地震などの大規模災害に備え、防災関係機関との連携を強化と地域住民の防災意識の向上を目的に、江戸川区が毎年開催しているもの。当日は、45の防災機関と20の協力団体を含めた約3400名が参加し、迅速な初動体制の確立と関係各機関との連携強化を進めた。

江戸川建設業協会は、訓練場に設置した小学校やビル、民家に見立てた建物を建築。現場では、地震により陥没したと想定した道路を警察署と江戸川区・土木部と連携を図りながら、道路陥没復旧・障害物除去の活動をサポートした。訓練では、倒壊ビル・家屋に取り残された負傷者の救出や、避難場所の開設なども行われ、全31項目の実践的な訓練を通じた防災力の強化を実施した。

会員として参加した細田組(江戸川区)の細田正隆社長は、「定期的に行政や関連団体が一体となって、緊急時を想定した訓練を実施することは非常に重要なこと。特に江戸川区は、荒川、江戸川、東京湾と三方が水で囲まれている。今後も協会では、首都直下地震などの万が一に起こり得る大規模災害の発生に備えた活動を心掛けたい」と展望を述べた。

訓練では、ライフライン復旧や救出・救助、避難所開設の他、市川市との救援物資輸送活動、給水、水難救助、火災消火なども行い、災害発生時の各々の活動を確認した。

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