大平厚氏が社長に就任 技研製作所
更新日:2025/5/2

技研製作所(高知市)は11月28日、第42期定時株主総会および取締役会において、取締役副社長の大平厚氏が代表取締役社長CEOに就任する人事を発表した。代表取締役社長の森部慎之助氏は代表取締役会長、代表取締役会長の北村精男氏は名誉会長に就く。また取締役会では、会社における意思決定の迅速化や、業務執行の効率化、取締役会機能の強化を図るために経営執行体制を変更し、新体制で事業運営を手掛けていくことを決めた。

大平厚社長は、「20年近く海外を飛び回ってきたが、私は『圧入業界』は間違いなく世界に広がると確信している。技研グループの強みは、機械を売るだけでなく、トータルでソリューションを提供できること。今後も開発型企業として、圧入技術を核に新たな機械や工法を生み出し、国内外の建設課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献していきたい」と意気込みを述べた。

今後の経営執行体制では、新しく「委任型執行役員制度」を導入し、各所に業務執行の責任と権限を有する委任型執行役員を配置。「意思決定・監督機能」と「業務執行機能」の機能を更に高めていく方針である。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。