技研製作所が防災フェスタを開催 

技研製作所（高知市）は7月20～21日、自社施設の「RED HILL 1967」にて、「防災フェスタ～地域をつなぐ安全の輪～」を開催した。同フェスタは、自衛隊や警察、消防、地元の防災関連企業・団体による協力の下、地域一体となった防災意識の向上の実現を目的に企画されたイベント。2日間で2603人が来場し、親子連れなど多くの参加者が様々な体験を通じて防災について学ぶことができた。

現場では、災害現場で活躍する高性能救助車両やパトカー、白バイ、消防車、救急車、自衛隊緊急車両などの試乗を実施。設置された起震車では、震度７相当の模擬体験ができた他、消防隊による放水実演、レスキュー車による救助体験などのデモンストレーションが行われた。また、避難所で役立つ新聞紙を使ったスリッパ作り講座、災害時に役立つアプリの紹介、南海トラフ地震ミニ講座など、数多くのイベントが繰り広げられ、参加者からは驚きや歓声が上がることもあった。

同社が提供する「サイレントパイラー」の操作体験やVR体験は、大勢の人が集結するほど好評で、能登半島地震での復旧工事で活用した「GRBシステム」や「インプラント工法」による堤防補強などの防災技術も紹介した。

当日は、キッチンカーによるかき氷やアイスクリーム、ハンバーガー、ジュースなども提供され、多くの来場者が楽しみながら防災を学ぶ機会となった。

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