安全衛生講習会を実施 建災防江戸川分会など
更新日:2025/4/28

建災防江戸川分会(内海憲市分会長)と江戸川労働基準監督署は6月11日、都内で江戸川建設現場安全衛生講習会を開いた。

冒頭、梶山英之署長は「昨年度より『第14次労働災害防止計画』に基づく、更なる労働災害の根絶に向けた取り組み始まった。安全に関しては、やり過ぎという概念は不要。近年は、減少傾向にある死傷災害に歯止めを掛けられるよう全力を尽くすことを強く望む」と挨拶。
続いて、建災防江戸川分会の内海憲市分会長が「労災事故は、ふと気の抜いた時に起きるもの。このような事態を未然に防ぐため、定期的に安全衛生講習会を開催している。今一度、日頃の業務を振り返り、本日の機会を有益に活かせるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。

講習会では、地方産業安全専門官の大道康智氏が「全国の安全週間実施要項等について」をテーマに、全国安全週間実施要綱や外国人労働者の適正雇用、労働安全衛生規則の改正、働き方改革などについての詳細を説明。安全対策の義務化への対応や、外国人雇用に関する在留資格の確認徹底、トラックでの荷役作業・足場からの墜落防止対策の重要性を紹介した。
また、特別講演では大塚製薬工場の坂東満月氏が、「職場における熱中症の対策・対処」と題し、熱中症発生時に取るべき対応や事故を事前に予防するための習慣などについて解説した。
関連記事:
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。