岐阜県建築工業会と岐阜建協が親子見学会を開く
更新日:2025/5/2

岐阜県建築工業会(鷲見泰宏会長)と岐阜県建設業協会(各務剛児会長)は7月24日、岐阜県内で毎年恒例の「建築のしごと 親子見学・体験バスツアー」を開催した。抽選で選ばれた夏休み中の小中学生とその保護者、30組67人が参加し、建築への理解を深めた。

バスツアーの冒頭、建築工業会の鷲見会長が、「住宅などの建物を施工する業界に、若い人が入職しなくなっている」とし、「このツアーを通じてものづくりの楽しさを十分に感じてほしい」と挨拶した。
当日は、午前中に改築工事が進む華陽フロンティア高本館で内装工事の仕上げを確認。普段は入場できない場内で、建物が出来上がる仕組みについて、現場監督らから説明を受けた。午後は、岐阜県立の国際たくみアカデミーへ移動し、木製プランターを製作。金槌の上手な使い方や、部材が数ミリずれただけでも全体のバランスに影響することなどをアカデミー職員から教えられながら完成させた。参加した子どもからは、「楽しかった。夏休みの工作の宿題にしたい」と声が上がった。


同事業は、子どもとその保護者に建築の仕事を学んでもらうことで、将来の職業として考えてもらうことを趣旨として、毎年同時期に開催している。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。