東京建設工業協同組合が新春懇親会を開催
更新日:2025/4/28
東京建設工業協同組合(荒井和浩理事長)は23日、都内で新春懇親会を開き、適正な労務費の確保や働き方改革への対応などの課題に協力して取り組むことを確認した。
荒井事長は、能登半島地震や羽田空港の衝突事故の犠牲者、被災者にお悔やみの意を表した後、「人手不足や資材高騰など、建設業界には逆風が吹き荒れる状況だが、組合としては引き続き行政とも連携し、型枠大工の処遇改善と技能者確保への取り組みに力を入れていく。我々が先頭に立ち、業界全体を魅力ある産業にしていこう」と挨拶した。


続いて来賓で参加した、参議院議員の足立敏之氏、東京建設業協会の市川光一事務局長、東京都中小建設業協会の鳥越雅人副会長が祝辞を述べ、今後も様々な過程で建設業界全体を盛り立てるために協力し合うことを表明した。
懇談会では、2023年度に表彰を受けた組合員にお祝い金を贈呈した。

受賞者の詳細は、以下の通り。
・旭日双光章・春=星幸三会長(星工務店)
・瑞宝単光賞=紺野克弘氏(佐藤型枠工業)
・黄綬褒章=神谷成一社長(神谷建設)
・旭日双光章・秋=荻野優会長(荻野工務店)
・建設事業功労国土交通大臣顕彰=後町廣幸社長(後町建設工業)
・優秀施工者国土交通大臣顕彰=新妻和也氏(練成工業)
乾杯の挨拶では、日本型枠工事業協会の三野輪賢二会長が登壇し、「来年、当協会は創立50周年を迎える。今後も皆さまと共に様々な施策について情報共有し、協力し合いながらより良い事業を進めていきたい」と、団体を超えた団結を呼び掛けた。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。