第64回通常総会を開催 鹿児島県建設業協会
更新日:2025/5/28
鹿児島県建設業協会(藤田護会長)は5月23日、鹿児島市内で第64回通常総会と表彰式を開いた。受発注者が協力し自然災害に備えながら、経営・労働環境の改善を図ることなどを共有した。来賓には、鹿児島県土木部長・工業用水道部長の木佐貫浄治氏や鹿児島労働局労働基準部長の藤原幹大氏らが招かれ、会員らも含め約300人が集まった。

藤田会長は「厳しい経営環境が続く中、地域建設業が役割を果たすには課題が山積している」と見方を示し「協会としては、建設業の持続的な発展と担い手の確保、育成、定着に注力する。県土の強靭化と災害支援の強化、社会的責任の追及・公正な社事業活動の推進、更には労働死亡事故の絶滅と交通事故防止の4項を柱に掲げ、事業を推進していく」と呼び掛けた。

来賓の木佐貫部長は、適正施工や災害復旧対応に取り組む会員らに謝意を表し「高規格道路の早期供用に向け国と一体的な整備に努めると共に、屋久島空港滑走路の延伸、川内港と西之表港での新岸壁整備などインフラ整備を着実に進める」と挨拶した。

25年度の事業計画では、受注量・機会の確保に向けた要請活動、会員企業の賃上げ、DXの強化、ボランティアなどを多数の事業を計画している。当日は、顕彰や全国建設業協会、同協会から表彰された受賞者らに、藤田会長から表彰状が手渡された。

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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。