静岡県シーリング工事業協同組合が定時総会
更新日:2025/6/11
静岡県シーリング工事業協同組合(小倉隆史理事長)は、6月4日に静岡市内で第37回定時総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、理事長に小倉隆史氏(静岡テイパ)、副理事長に堀川良人氏(静岡コーキング工業)、塚越隆行氏(ツカコシ商工)がそれぞれ再選された。

冒頭、小倉理事長は「建設業界全体では人手不足が深刻化しており、シーリング工事も例外ではない」と危機感を示し、「規模拡大や若手育成を目指すなかで、協力会社同士が人材育成を支援し合い、将来的には組合員として迎え入れるような仕組みが必要ではないか」との見解を述べた。

また、4月に開催された技能グランプリを振り返り、「選手たちの高度な技術に触れ、専門職の価値と誇りを改めて実感した。組合はすべての職人のために、技術の研鑽・向上などの基本方針を一歩ずつでも前に進めていくべき。今年度も皆さまと共に、組合活動を更に活性化させたい」と決意を込めた。
総会終了後には懇親会が開かれ、参加者は情報交換や意見交流を行い、今後の更なる発展に向けて士気を高めた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。