日本ユニストが和歌山市と進出協定を締結
更新日:2025/5/2
日本ユニスト(大阪市西区)は5月7日、和歌山市と進出協定を締結した。2月に開設した和歌山支社を拠点に、複数の宿泊施設で予約に対応するシステムを開発し、ITエンジニアの雇用創出に取り組んでいく。

今回の締結により、和歌山県内でエンジニアやプロジェクトマネージャーを新たに採用し、ホテルにおける宿泊予約や省人化システム導入など、DX支援事業の開発を強化する方針。熊野古道の主要ルート・中辺路を転泊することで踏破できる環境を整備するため、日本ユニストが熊野古道で創設する宿泊施設「SEN.RETREAT」を増加する計画にも繋げていく。また、ホテル運営管理システムを手掛ける台湾系IT企業・ドンケン・テクノロジーズと協業し、全国の宿泊施設にセルフチェックインできるよう、システムに関するコンサルティングや導入支援なども行っていく。
今村亙忠社長は、「和歌山にオフィスを開設した理由は、インバウンド増加を想定し、関西国際空港に近い場所に拠点を構えたかったこと。また、既にドンケン・テクノロジーズが、和歌山市に拠点を置いていた2点が大きい。地方が誇れる未来を作り、不動産・DX・観光を掛け合わせたポジションを獲得できるよう全力を尽くしたい」と抱負を語った。
和歌山支社の所在地=和歌山市美園町5-4-6 ライフビル2・3階
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我が社の突破者・馬場隆弘さん(株式会社日本ユニスト 企画開発事業部・部長)
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。