梅田亮さん(有限会社梅田鉄筋・代表取締役)
更新日:2026/4/14
「若い社員を採用し、この会社をもう一度成長させたい。だから代表を任せてほしい」
2016年に発生した熊本地震後に、当時社長を務めていた社長に実施した直談判である。頑固な父だったが、「分かった。では明日から宜しく」と淡々と受け入れられた状況に戸惑いも覚えたが、「これで逃げ道は無くなった」と覚悟を決めた経緯を語る。

就任から間もなく、前年度の売り上げ4倍にも当たる大型案件を受注した。営業や経理の仕事は未経験の状態だったが、思い付く限りの知り合いに連絡を取り続けたことで、「何とかJV(共同企業体制度)が見つかり、ノウハウの蓄積と実績を作ることができた」と当時を振り返る。「失敗を考えると、毎日押し潰されそうだった」と語るほどのプレッシャー。現実から逃げることなく結果を残せたことで、次のステージを見据えることができたという。

業界全体が慢性的な人手不足に陥る状態だが、採用プラットフォームを駆使することで、近年では若手の採用も実現できている。鉄筋工事業の魅力は「鉄筋1本1本をオーダーメイドで生産し、多くの職人さんと一緒に1つの建設物を作り上げていく。完成した時の達成感は、何度味わっても格別だ」。この醍醐味をいち早く全社員にも体感できるよう、様々な趣向を凝らしている。直近の目標は「熊本県には梅田鉄筋ありと思って頂けること」。今後も顧客からの信頼・信用を最優先に、同社の挑戦は続いていく。
有限会社梅田鉄筋のホームページ:https://umedatekkin.com/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 宮治 敏志
公務員として勤務後、フリーライターを経て建設専門の新聞社に勤務。在籍時は、主に各自治体や建設関連の団体などを担当する。2026年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社の取材や企画立案などを手掛ける。







