新社屋「ASUPIA NEXT」 アスピア
更新日:2026/4/21
アスピア(長野県松本市)は、昨年5月に本社西側に新社屋「ASUPIA NEXT」を竣工した。



2階はエステート事業部の事務所、1階はミーティングルーム&フリースペースとなっている。地階にはキッチン併設のマルチスペースがあり、社員のランチや学習の場として、またイベントの開催など多目的に活用されている。社外への貸出も行っており、利用用途は多岐にわたる。建物は、年間の一次エネルギー消費量の実質ゼロを目指す『ZEB』(Net Zero Energy Building)の認証を取得している。脱炭素社会に向け、長野県産のカラマツ材を、柱や梁、仕上げ材に積極的に採用した。災害時には避難の拠点としても使用できるよう、太陽光発電や蓄電池、EV自動車と連携するV2Hを備えている。



道路側に面する外壁には、カーテンウォール(大開口ガラス)を多用し開放的なデザインに加えて、軒天や外壁内側が木仕上げに統一されており「優しく包み込む」印象を与える。南面は、柔らかな印象を生む木枠や木製サッシを設け、明るく温かみのある表情となっている。



建物はオフィス機能を中心に据えつつ、地域に開かれた多目的空間として利用できる側面も持つ。設計は、20代の若手社員が中心となって進められ、若手に積極的に挑戦を促すアスピアらしさが表れている。ASUPIA NEXTは「まちに拓く」をテーマに、同社のビジョンである「『つくる』ことで心を豊かにし、喜びを分かち合う世界を実現する。」を体現しており、まさに「次(NEXT)」への一歩を建築で表現したシンボルとなっている。
【概要】
・名称:西側新社屋「ASUPIA NEXT」
・所在地:長野県松本市宮渕1-3-26
・構造:地階 鉄筋コンクリート造、1.2階 木造
・敷地面積:700.64㎡
・延床面積:371.66㎡
・デザイン:RaS DESIGN OFFICE Inc.
・設計:株式会社アスピア
・施工:株式会社アスピア
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。








