クラフトバンク総研

中期経営計画が絵空事として散った

更新日:2026/8/6

「会社を挙げて掲げた『中期経営計画』が全て絵空事として散ったからです。この計画を策定する少し前から、何の前触れもなくトップ営業マンが辞めるなど、社内には歪みが生じ始めていました。これに危機感を抱いたのか計画には、『人材への集中投資』や『積極性・柔軟性・外向性を評価する』、『適材適所の人員配置』など、表面上は綺麗な言葉が並べられていました。しかし、いざ動かしてみると従来と何ら変わらない、経営陣に意見した社員を躊躇なく左遷する現実を見て、遂に私も逃げ出す覚悟を固めました」

「その後、前職の同期に『開始から3年が経過したが、もはやこの計画を覚えている人は皆無だよ…』と聞き、早期に見切りを付けたことは大正解だった改めて感じています。『もう美辞麗句は必要ない。実際に有限実行を続けてきた人のもとで働きたい』と願い、ようやく弊社(中堅ゼネコン)の取締役に出会えました。はっきり言うと取締役は『趣味が予算管理とノルマ達成』と公言するほどの変人です。しかし、掲げた目標に対して、どのような過程を踏めば実現できるかを明示し、行き詰まった時は仲間を正しい方向に導ける、心から尊敬できる人物です。まだ今は半人前の立場ですが、私も将来的には取締役のような人間性が備わるよう、この会社であらゆる知見を吸収したいと考えています」

新着記事

  • 2026.08.03

    「俺は転職する」と宣言した人が管理職を受け入れた

    「社内で一定程度の活躍を見せた中堅社員が『俺はスタートアップからスカウトを受けているから、もうすぐ転職するぞ!』と周囲に豪語する状況が続いていました。当初は『あの人も辞めてしまうのか…』と感傷に浸っていました。しかし、数 […]
  • 2026.07.30

    居残った古株だけが楽しそう

    「有能だった社員が続々と逃げ出す中、成果を上げられない古株だけが社内で楽しそうに振る舞う姿が異常だと感じたからです。辞めていった社員は、自ら考えて動くタイプの方ばかりでした。これに対して居残ったのは、例外なく指示が無けれ […]
  • 2026.07.27

    出オチ企画の後始末を任され続けた

    「社内で『出オチ(=発表時がピークの盛り上がりを見せる一発芸)』とも揶揄された企画の後始末を任され続けたからです。前職では、新社長に就任した人物が自分の存在感を示したかったのか、「一般紙とコラボした盛大なイベントを開く」 […]
  • 2026.07.23

    「営業童貞」の独断改革が止まらなかった

    「営業未経験の社長が、会社全体の営業改革を独断で手掛け、大失敗に陥った全てを体験したからです。その社長は、社内の出世には不可欠だったはずの『営業』を経験せず、権力者へのゴマ擦りのみでトップに辿り着いたので、裏で社員からは […]