芝田庸平さん(株式会社協立造園技研・代表取締役)
更新日:2025/4/28
芝田庸平さん(株式会社協立造園技研・代表取締役)

昨年6月に代表取締役に就任。父親が創業した同社に新卒で入社以降、20年近くも現場から経験を積み重ねてきており、「コロナ以前も、実質的には全体の経営に携わってきたので、何かが急激に変わったという感覚はない」と語る。コロナ禍では飲み会などの活動を制限される中、所属する名古屋市造園建設業協会では若手経営者として、積極的な参加を試みている。
会社は、公共・民間工事の双方を手掛けており、社長に就任した現在も積極的な営業を行う。特に外部との人脈づくりには気を使っており、多くの人とコミュニケーションを図ることで、自社の組織運営に活かそうとする強い意思も持つ。全国的に造園業が縮小傾向にあると言われる中、「それでも造園業がなくなることはない」と断言。現在は、造園の管理部門を更に強化するための体制整備を進めている。
「喫緊の課題は人材確保と育成に尽きる。天候の影響を受けやすいなどハードな面もあるが、造園業は1本の木から景観を変えられる魅力的な仕事。このやり甲斐に満ちた仕事の長所を周知していくためにも、当社は引き続き堅実かつ地道な事業を展開していく」と意気込みを述べた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。