クラフトバンク総研

芳﨑一郎さん(有限会社ホウザキ・代表取締役)

更新日:2026/1/27

会社は来年4月に設立60周年を迎える。新卒で入社した竹中工務店での業務が刺激的かつ充実感に溢れていた為、当初は父が創業した同社に参画する意志はなかった。しかし、母親の急逝を受け家業を継ぐ決意を固め、スーパーゼネコンでの勤務経験を活かした組織運営を手掛けている。

入社直後、真っ先に感じたことは「現場で汗を流す職人は尊い」という現実。身体的な負荷は大きかったが、「施工図を書き現場を統括する仕事とは、全く別の魅力に触れ合えた感動は代えがたいものだった」と本音を述べる。現在は、大分工業高校の役員も務めるなど、幅広い視野を基軸にした事業を展開する。

人口減少が止まらない中、今後生き残る上でのポイントを「背伸びせず、継続的に仕事ができる体制を維持すること」と言明。「これまでの歴史も重要だが前例踏襲に固執せず、常に時代の状況を見ながら新たな挑戦に取り組む必要がある」と絶妙なバランス感覚を見せる。会社としての使命は、信用と安全を前提にした良質な成果物を届けること。「今後もよりグローバルな目線で実績を積み重ねていきたい」という明確な覚悟を胸に、今日も最前線で全力を尽くしている。

有限会社ホウザキのHP:https://www.houzaki.jp/

新着記事

  • 2026.08.24

    岡野美紀子さん(一般社団法人WHAIS・代表理事 株式会社栄港建設・代表取締役専務)

     2009年に建築家やデザイナー、現場監督まで全てのメンバーを女性で構成するプロジェクトチーム「WHAIS(ワイズ)」を始動。当時は設計の現場が男性主体であったことを受け、「女性の組織だからこそ、親身な形で寄り添えると考 […]
    クラフトバンク総研記者松本 雄一
  • 2026.08.19

    新妻泰知さん(新妻鋼業株式会社・常務取締役)

     新卒で家業である同社に入社以降、「加工場や現場、鹿島建設への出向など、様々な体験を経て現在地に辿り着いた」とこれまでを振り返る。鉄筋の専門工事業者として、追求し続けてきたのは「安全と品質の確保」。求められている安全・品 […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.08.13

    風間 謙さん(株式会社風間組・代表取締役)

     昨年に会社設立10周年を迎え、現在は「自分が不在でも会社が回るよう、組織化の実現を目指している」と語る。これまでは建築工事の鳶・土工・コンクリート工事が9割以上を占めていた。しかし、近年では法面工事に付随する仮設工事や […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.08.06

    塙 真人さん(株式会社大平組 第二工事部・本部長)

     会社は昨年3月に設立40周年を迎えた。料理人を経験後に飛び込んだ建設業界。鳶職から土工を経て、鉄筋工事業に辿り着いたが、「入職当初は『仕事は見て覚えろ』が前提の世界だったので、無我夢中で食らい付いていた」と振り返る。多 […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦