岡田 一真さん(平和建設株式会社・代表取締役)
更新日:2025/5/11
今年3月28日に設立した、広島県建設業協会連合会・青年部会の役員(会計担当)に就任。その経緯を自社も所属する福山建設工業協会の藤木貴志会長から、「『広島県の建設業界を盛り上げるために参加すべき』と背中を押されたから」と照れながら答える。昨年8月には、父親からのバトンを引き継ぐ形で代表取締役に就き、会社のトップとして組織を牽引している。

社員の平均年齢は39歳。10年以上も前から将来を見据え、新卒採用を続けてきた体制を活かし、幅広い年代が活躍できる職場環境を意識する。現在は「平和建設ならば、どんな人でも育成できる」という評価が定着するよう経営を目指しており、「理想を実現するため、常に適材適所を心掛けている」と思いを述べる。

会社の経営理念を「お客様・福祉化社会への貢献」「社員・家族の幸福を実現すること」と銘打つように、現段階での最優先事項を「社員の幸せを追求すること」に設定する。理由は「お客さまの満足度を突き詰めるには、社員自身が充実する必要があるから」。創業時の想いを繋ぎ「平和らしさ」という社風を構築した先人に感謝を示しつつ、新たな打開策の模索も継続する。「当社業務の約9割が福山市に関わる案件。今後も地域の発展・貢献をベースに『人』を重視した組織の運営を実施していく」と強い意志を見せている。

平和建設株式会社のHP:http://www.heiwakensetsu.co.jp/
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。