自社施工物件「NEXTA OIWAKE」 三友建設
更新日:2025/6/8
三友建設(東京都八王子市)が施工を手掛けた「NEXTA OIWAKE」が、3月末に完成した。物件の施工にはBIM技術を導入しており、自社施工の自由度の高さと中小企業ならではのフットワークの軽さを活かしている。

細長い形状の敷地を巧みに運用するため、色分けした2棟の建物が繋がって見える構造を採用。40㎡を超えるB-typeの室内では、洋室+ダイニングキッチン+リビングの3部屋が直線で構成されており、リモート用の書斎やネイルサロンとしての活用など、個人のライフスタイルに合わせた部屋割りが可能。暮らしを自由にデザインできることが特徴となっている。


同物件の最寄り駅は「本当に住みやすい街大賞2023」に輝いた西八王子駅。夏には、八王子花火大会の様子を南側ベランダから観覧でき、「住む方の日常を、より魅力的なものにしたい」との思いで、設計事務所・協力業者が共同で作業に当たった。

業界全体が人材不足や資材高騰などの課題を抱える中、三友建設ではより安定した事業経営を進めるため、賃貸経営にも注力しており、今回の取り組みもその一環となっている。

・名称=NEXTA OIWAKE
・所在地=八王子市追分町7-14
・構造=鉄筋コンクリート造
・用途=共同住宅
・敷地面積=269.45㎡
・延べ床面積=1739.07㎡
・高さ=10階建
・設計=株式会社ディー・ワークス
・施工=三友建設株式会社
・HP=https://www.sanyu-kensetsu.co.jp/oiwake/
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。