清水 博之さん(株式会社清水メンテ)
更新日:2025/11/19
「とにかく業務の品質を上げることに集中している」

2018年の会社設立から、コンクリートの補修・補強を中心にがむしゃらに事業を展開し軌道に乗せることはできた。しかし、「この先」を少し立ち止まって考えると、焦って急激に社員を増やすより、1つの仕事を大切に取り扱うことで、次に繋げる方式を選ぶべきと判断した。「そうは言っても常に社員の募集はかけているが…」と敢えて付け加える様子は愛嬌があり、社内は「10月から繁忙期に入ったが、この難局を団結して乗り切ろう!」と活気に溢れている。


「専門工事会社は、職員が在籍してこそ意味をなす」という確固たる信念を抱きつつ、近年では「管理業務や材料販売なども、同時に実施できれば更に効率よく実績を上げられる」との想定も始めている。既に「職人と監督、双方を育てられる盤石な組織にしたい」と理想を掲げており、躍進する上でのキーポイントを「施工の質と事業規模の拡大を両輪で進めていくこと」に設定。これから先は未体験ゾーンに突入するが、充実感に満ちた表情で断言する姿が頼もしい。

直近では「入札にも携わっていけるよう、今以上に早く労務管理をこなせる体制を整えたい」と目標を話す。「高架橋を含め橋梁などの補修工事は、完成後も長く成果物が人々の目に触れられる、この上なく達成感のある仕事。この魅力を未経験の方にも伝えられるよう精進し、建設業界を盛り立てていきたい」と強い意志を示した。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。







