小原千典さん(有限会社武政建設・代表取締役)
更新日:2026/3/31
創業家ではない建設業に入社し、当初は役員の経験を積んだ後、数年で独立をと考えていた。しかし、31歳を迎えた時に「今から会社を立ち上げるのは大変だと考えたこと。また、後輩も入れてしまった責任を感じ、当社で3代目の社長に就く覚悟を決めた」と振り返る。当時はリーマンショック前後や政権交代。「大変な時期を迎えていたが、仲間の助けにより何とか生き残れた」と本音を述べる。

会社として克服すべき課題に「人材の確保」を挙げる。今年4月からは数年ぶりに高知の高校から新卒が入社した。期待の新人は、体育会系の部活動に所属しキャプテンも務めていたという。「高知出身である若者の入社は心から嬉しいこと。後輩との縁なども期待し、一緒に成長していくことを目指す」と前だけを見つめる。昨年には組織改編により、人事評価制度を策定導入。今年からは本格的に評価も実施するなど、既に企業永続を見据えた挑戦を始めている。

創業当初から親族経営とは無縁の同社。今後は「後継者の育成に集中する」と意気込みを語る。社内には、高度な専門知識・豊富な経験・ICT技術を活かす体制が構築されており、最近では女性も活躍ができる環境にも目を向ける。「建設業の魅力を発信するため、取り組みを加速させたい」。地元からの信頼を更に強化するため、同社は着実な歩みを進めている。
有限会社武政建設のHP:https://www.take-ken.co.jp/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 宮治 敏志
公務員として勤務後、フリーライターを経て建設専門の新聞社に勤務。在籍時は、主に各自治体や建設関連の団体などを担当する。2026年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社の取材や企画立案などを手掛ける。







