山内將豪さん(有限会社山内工業・専務取締役)
更新日:2026/7/30
九州北部を中心に建設現場における鉄筋の加工・組立を専門に事業展開している。祖父の創業した同社に新卒で入社したのは、折しもリーマンショック発生直後。暗黒時代とも言われた時期の入職に大きな戸惑いはあったが、「あの状況下からリカバリーできたことで精神力が鍛えられた」と微笑みを見せる。

現在の年齢は34歳。社内には20~50代までの職人をバランス良く配置できているが、「この先を想定すると、可能な限り多くの若手職人を社員として採用・育成できる会社に変わる必要がある」と課題を挙げる。人手が足りない中でも省力化が図れるよう、鉄筋スポット先組工法など、様々な技術の導入を積極的に手掛ける。「業界全体は苦しい状況にある。しかし、この難局を乗り越え、世間から『建設業は魅力的な産業』と認知させたい」との熱い気持ちを全面に出す。

所属する九州鉄筋工事業団体連合会では、人工から単価を算出しその合計を頭数で割る形で単価を積算する「鉄筋工事標準見積書」の浸透を進めている。継続的な使用により、徐々にだが九州では適正な価格での受注も実現し始めているという。「鉄筋は人間の身体で言えば『骨』に当たる。今後も確かな技術で建物を下支えできるよう最善を尽くす」と安全・安心を最優先にした組織運営を誓った。

会社のホームページ:https://www.yamauchi-industry.com/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 松本 雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。







