クラフトバンク総研

ボクシングジム開設も視野に、建物・人の再生に携わる リアライヴ  

更新日:2025/4/26

「どんな苦境が待ち受けていても、水さえあれば生き抜けるはずだ」。

リアライヴ(東京都北区)の東上剛司社長は、コロナ禍の2020年9月に独立を果たした。これから世界全体が混迷期に入る可能性があり、前職では取締役まで昇り詰めていた。しかし、元プロボクサーとして飲食を極限まで抑えながら心身を鍛え上げた経験があったこと。また、後になって「あの時、勝負しなかった」と後悔する恐怖と向き合うと、「ここで起業以外の選択肢はなかった」と当時の心境を振り返る。

職人時代から東上社長は、周囲から「プロボクサーが片手間で仕事をしている」と見られることを嫌い、限られた時間内でも誰よりも早く正確な技術を習得してきた。会社設立後もその経験を活かしており、現在は社長を慕い2人の元プロボクサーが社員として在籍する。2人はロープアクセス工法を積極に取り入れるなど、大規模修繕を主軸とした幅広い施工を手掛けられるよう成長している。

職人時代から東上社長は、周囲から「プロボクサーが片手間で仕事をしている」と見られることを嫌い、限られた時間内でも誰よりも早く正確な技術を習得してきた。会社設立後もその経験を活かしており、現在は社長を慕い2人の元プロボクサーが社員として在籍する。2人はロープアクセス工法を積極に取り入れるなど、大規模修繕を主軸とした幅広い施工を手掛けられるよう成長している。

職人時代から東上社長は、周囲から「プロボクサーが片手間で仕事をしている」と見られることを嫌い、限られた時間内でも誰よりも早く正確な技術を習得してきた。会社設立後もその経験を活かしており、現在は社長を慕い2人の元プロボクサーが社員として在籍する。2人はロープアクセス工法を積極に取り入れるなど、大規模修繕を主軸とした幅広い施工を手掛けられるよう成長している。

「今後も正々堂々とした会社運営を心掛けながら、着実な成長を目指すスタイルは変わらない。社会情勢がどのような変遷を辿っても、お客さまの資産である価値を向上できるよう、更なる躍進を果たしたい」と思いを述べる。社名である「リアライヴ(re-alive)」には、「建物の修繕」と「再生」という意味を込めている。建物・人の生まれ変わりに携わる同社が、今後どのようなリニューアルを実現するか注目である。

新着記事

  • 2025.12.16

    南電工が「人」を最重視した躍進に挑む

    南電工(鹿児島市)の3代目社長である畠田祐輝氏は、「人が集まり、人が育つ会社、魅力ある南電工」をスローガンに会社を牽引している。これまで鹿児島空港航空灯火施設の維持業務や、復活を遂げた日本最大の城門「鶴丸御楼門」のライト […]
    クラフトバンク総研記者信夫 惇
  • 2025.12.12

    髙工が地域最優先の事業展開を継続

    髙工(仙台市宮城野区)が今年、設立75周年を迎えた。節目の年の機に、3代目の社長を務める髙橋圭氏は、「人・技術・信頼で未来を拓く」という社是の実現に向け、改革の加速を決意した。「土木工事は地図に残る仕事。完工した数々の現 […]
    クラフトバンク総研記者信夫 惇
  • 2025.12.11

    橋本工業が盤石な体制下での進展に備える

    「これまで『運』で生き延びてきた要素が強い」。 株式会社橋本工業(京都府舞鶴市)の橋本薫社長が、取材中に実感を込めて語ったセリフである。コロナ禍で仕事が確保できず苦しんでいた際、唐突に大手ゼネコンから「御社が資材置き場と […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2025.12.09

    クラフトバンク総研記者・信夫惇が辿り着いた最適解

    「業界リーダーに迫る」の連載が300回目を迎えた。連載開始前からクラフトバンクへの入社に名乗りを上げ、事実上の内定を獲得していた人物が当社の記者・信夫惇である。編集長・佐藤との出会いは約10年前。古巣・建通新聞社の浜松支 […]
    クラフトバンク総研記者松本雄一