鹿児島県ら3社がシラス活用のコンクリート開発
更新日:2026/10/16
鹿児島県は、鹿島建設(東京都港区)とインフラテック(鹿児島県)と共同で、鹿児島県産の火山性堆積物「シラス」を活用したCO2吸収コンクリートの製造技術を開発した。

同技術は、シラス由来の火山ガラス微粉末「VGP」を、鹿島らが開発したカーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOM®」の材料として採用したもの。鹿児島県の公共工事への試験施工を通じて、地産地消型のカーボンネガティブコンクリート製品の普及展開を目指す。

今回、鹿島らが開発した「CO2-SUICOM」は、主材料であるセメント量の過半を高炉スラグ微粉末と特殊混和材「γ-C2S」に置き換えてCO2排出量を削減し、炭酸化養生を行うことで、製造時のCO2排出量を実質ゼロ以下にする。VGPを用いた「CO2-SUICOM」の製造を、地元のコンクリート製品メーカーであるインフラテックが行い、地産地消型のCO2吸収・固定コンクリートの開発に着手。成果はCO2排出量の削減として表れている。今後は、VGPを活用した「CO2-SUICOM」製のプレキャストコンクリート製品の実証を行い、2026年度中に鹿児島県内の公共工事への試験施工を目指す。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 松本 雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。

