「第10回九州ブロック青年部会勉強会」開催 日本塗装工業会九州ブロック青年部
更新日:2026/10/27
日本塗装工業会九州ブロック青年部会(佐藤康平部会長)は10月23日、宮崎市内で「第10回九州ブロック青年部会勉強会」を開いた。九州各県の塗装業などで活躍する若手経営者ら約50人が参集し、生成AIの活用法や人材採用・育成の最新トレンドを学んだ。

冒頭、佐藤部会長は「本日は、共に研鑽を積み懇親を深め合える、年に1度の特別な機会だ。AI活用や人材育成・採用は、我々若手に強く求められている必須の知識。ただ受講するだけでなく、前向きな姿勢で貪欲に吸収し、自社に持ち帰ることで社業の発展へと確実に繋げてほしい」と呼びかけた。

来賓として挨拶した日塗装九州ブロックの比嘉章博会長は、「九州に100人規模の青年部が存在することは大きな誇り。組織はリーダーの器以上に大きくならないからこそ、自らの器量を広げ続ける必要がある。本日の学びを糧にして次の世代を担うリーダーとして大きく成長してほしい」と激励した。

続いて開かれた勉強会では、「若手経営者が今取り組むべき『経営戦略』と『採用・人材育成』」をテーマに、クラフトバンク(東京都中央区)の韓英志社長と、SNSで「石男くん」として知られる新庄砕石工業所(山形県新庄市)の柿﨑赳社長の2氏が登壇。韓社長は急激な進化を遂げる生成AIの変遷について解説し、「経営者自身が毎日使い続けること」「『社長の頭の中』と紙の情報をデータ化すること」「『AIを使える会社』であることを採用の武器にすること」の3つの要点を挙げ、日頃からの積極的な活用を促した。

柿﨑社長は、かつて過酷な労働環境にあった自社を「人と情熱」に重きを置く組織へと変革したプロセスを披露。「経営層自らが採用の先頭に立つべきだ」と訴えた。また、SNSを通じた情報発信が採用の入り口を広げる上で極めて高い効果を持つ点に言及。認知度を高めることで地方の中小企業であっても多くの求職者を引きつけられるとし、自社の実践に基づく採用戦略を伝授した。

研修会終了後に開かれた懇親会には、塗料の販売や製造を手掛ける賛助会員らも合流。参加者は活発に意見を交わし、塗装業界の一層の発展と相互の結束を誓い合った。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。

