オリエンタル白石がテックファーム設備を拡充
更新日:2026/4/17
オリエンタル白石(東京都江東区)は、自社の基幹技術であるニューマチックケーソン工法の技術開発と技能訓練の拠点「テックファーム」の設備を拡充した。約2億円を投じて、最新の排土設備や小断面ケーソン特化型ショベルを導入。省人化と安全性を両立する次世代の施工体制の確立を急ぐ。

4月15日には報道陣を対象に施設を公開。土木事業本部工事部長の鍵谷智宏氏は、「建設業界は深刻な人手不足や高齢化という構造的な問題を抱えている。日本導入から101年目を迎えたニューマチックケーソン工法の持続的な拡大には、若手や外国人社員への技術継承、DXによる生産性向上が急務だ」と強調した。

今回の設備投資では排土キャリアを増設。大型ケーソン工事で使用される函内からの排土作業の自動化を目論む。併せて小断面ケーソン工法特化型ショベルを導入。円形ケーソンの作業室内を可視化する技術に加え、センサー技術でショベルの自動化を目指す。今後、自動運転や遠隔操作の現場導入を進め、現場の安全性と作業効率を飛躍的に高めていく計画だ。


テックファームは、2021年4月茨城県つくば市内に開設。自社や協力会社の若手職員や経験の浅い技能労働者向けの研修などに活用する他、ニューマチックケーソン工法の自動化・遠隔化に向けた技術開発の拠点となっている。

この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 松本 雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。

