クラフトバンク総研

中村竜一郎さん(株式会社中村鉄筋工業・代表取締役社長)

更新日:2026/3/30

今年2月に九州鉄筋工事業団体連合会・青年部の副部長に就任した。周囲からの推薦により就くことになった重大な任務。「青年部長となった宮村良太氏(宮村鉄筋工業・代表取締役)を支えると同時に、次の世代に道筋を付けるための活動にも挑戦したい」と意気込みを述べる。自社だけでなく団体でも重要な役割を求められる形になったが、「鉄筋工事業を未来に残していくため、このチャンスを活かしたい」と並々ならぬ覚悟を示す。

現在は、社員が公平・公正な評価を得られる仕組み作りを始めている。技能実習生が10人以上も活躍する中、「やはり誰もが納得できる実績とも連動した制度が必要と感じた。ルール策定を進めると共に、報告・連絡・相談なども徹底することで、より強固な組織を目指す」と語る。社長に就いてから4年を迎えようとしており、「今後は勤怠管理などのDX化にも取り組むことで、時代に追い付く経営を心掛ける」と前だけを見つめている。

永遠の課題として挙げるのが「人材採用と育成」。この危機感は同世代が集まる青年部でも共有しており、「団体としての活動を加速させることで解決策を見出そう」と呼び掛ける。年々多様化・複雑化する建築業界。設備やシステムの更新などを行うことで、働きやすい職場環境作りを志す。「鉄筋工事業は、建物の骨格としての役目を果たす不可欠な仕事。今後は、創業70年以上の歴史と新たな技術の融合を意識した経営を手掛けていく」と企業永続を見据えたスタンスを提示している。

株式会社中村鉄筋工業のHP:https://www.nakamuratekkin.co.jp/

関連記事:『新青年部長に宮村良太氏 九州鉄筋工事業団体連合会・青年部』

新着記事

  • 2026.03.27

    梅田省一さん(株式会社ノーグチ・工事事業部 部長)

    現場で作業をする職人の負担を減らすため、鉄筋のユニット化(ジャバラ工法)を進めるなど、工数を減らす施策に励む。職長の時は、2~3ヶ所の現場を理解すれば良かった。しかし、「今はその職長を含め現場がどのような動きに変わったか […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.03.23

    中島賢一さん(株式会社クレバー・代表取締役

    「建築リフォーム業界の無駄、多重下請構造をぶっ壊す!」 2009年7月に会社を設立して以降、この信念を胸に堅実な事業展開を心掛けてきた。不要なマージン・不明瞭な見積書の横行を防ぐには、社内に複数の多能工職人が所属するチー […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.03.18

    伊藤大作さん(株式会社伊興・代表取締役)

    学生時代から長期休みに入ると、マンションや老人ホームなど様々な現場で汗を流し、型枠工事のノウハウを蓄積してきた。代表取締役に就任したのは2023年2月。社員として熟練の職人を多く抱える強みを活かし、持続可能かつ快適な街づ […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.03.12

    川村千絵さん(井上兄弟建設株式会社・代表取締役)

    「敬愛する祖父が創業した歴史ある会社を後世に残したい」。 一級建築士として設計事務所で勤務後、同社の舵取りを担った時の本音である。社長就任後は毎年、東北から関東のエリアにある高校に足を運び、若手を意識した自社ホームページ […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦