日本足場会が東北地方の足場事業者へ説明会を開催
更新日:2025/4/25

日本足場会(星山忠俊代表理事)は4月19日、仙台市内で東北地方の足場事業者を対象に説明会を開いた。同会は、足場業者間の情報共有や業界全体の底上げなどを目的に、2022年に発足。当日は東北各県から14社15名が参加し、登壇者の説明に耳を傾けた。

挨拶に立った代表理事の星山忠俊氏は、「理念である『足場業界の未来をつくる』の実現には、情報を奪い合うのではなく共有することが大切。当会を足場業者同士の繋がりや学びの場として活用し、業界の発展に向けて協力してほしい」と力強く述べた。

理事を務める石川恭輔氏は、事業の成り立ちや雪国ならではの課題、その打開策などについて講演し、「東北地方は、特に冬場の受注が厳しくなるなど、独自の課題を抱えている。業者同士の交流などを通じ、東北からも足場業界を盛り上げていこう」と呼びかけた。

総会終了後の懇親会では、参加者同士が活発な意見交換が行い、今後の事業運営における情報共有も実施された。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。