手島 健一さん(サンティ-株式会社・代表取締役)
更新日:2025/6/4
山口県を中心に鉄筋工事業を営み、創業65年を迎える同社が「中期経営計画で売り上げ1億増、施工高5000㌧、新規10人採用」の実現に向け動き出している。計画の達成を支える要として「人材育成」「品質確保」を目標に設定。社員・協力会社が一体となり、事業を展開している。


2024年には自社敷地内に鉄筋職人育成センターを創設し、安全な環境下で新規入職者がベテラン社員から指導を受けられる体制を整えた。積算から運搬まで細部に至るまで徹底的なDX化で効率化・省力化を推進し、属人化を防ぐ。「見て学べ、目で盗めという時代は終わった。教育体制を整えシステム化することが、社員・会社の成長に繋がる」と信じている。


ジャバラユニット工法に出会ったのは7年前。人手不足が深刻化する中、「先見の明」がある工法だと確信した。即座にジャバラユニット協会に入会。今では、会社の売り上げを下支えする屋台骨の1つである。日本には数台のみ存在するイタリア製自動鉄筋スターラップ曲げ加工機や鉄筋結束ロボットなども続々と導入し「最先端技術で更に現場を変革していく」と目を輝かせる。


今年4月1日には社名を「サンティー株式会社」に変更する。「顧客、社員、家族の3者への感謝」を銘打っており、新たな船出を迎える今後の展開から目が離せない。
サンティ-株式会社のホームページ:https://sunty.jp/
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。