豊重安孝さん(有限会社豊重鉄筋・代表取締役)
更新日:2026/2/11
「専門工事業の営業活動は現場にあるべき」。

35歳で社長に就任以降、この信念に基づいた組織運営を実施してきた。質の良い仕事に携われば、自然と次の仕事が来るはず。縄張り意識も強い業界の中、安全管理を徹底でしたことで、「お客さまと確かな信頼を築くことができた」と感慨深げにこれまでを振り返る。
最大の危機はリーマンショックの時。想定外まで単価が落ち続ける中、とにかく生き残ることだけを考え、「同業者と差を付けるには、労働時間を増やすしかない」と決意。当時は残業代を付けられない日もあったが、「文句を一切言わず、ついてきてくれた社員を守るため、今後も全身全霊を傾けた経営を行いたい」と改めて覚悟を示す。
宮崎県鉄筋業組合では、副理事長を任されている。理事長の山路修氏をサポートする様子は九州の鉄筋業界では評判となっており、「組合の団結を実現していることで、引き続き県内の価格を維持する」と意欲を見せる。気候変動の影響で一昔前より酷暑・極寒の現場が増えるなど、困難な局面を迎えることも増えた。しかし、若手時代に感じた「建物を作る上での現場仕事ほど楽しいものはない」という変わらぬ思いを胸に、堅実な事業展開の継続を心掛けている。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。







