「REMN AOYAMA」 TRIAD
更新日:2026/7/3
TRIAD(東京都港区)は、南青山で開発を進めていた店舗と住宅の複合施設「REMN AOYAMA(レムン青山)」を竣工した。立地はラグジュアリーブランドやカフェなどが集積する表参道のメインストリートから1本入った地区。根津美術館や岡本太郎記念館にも近く南青山の文化が息づく場所になっている。

建物は地下1階・地上3階建て。「自然との調和」をテーマに掲げ、敷地中央に中庭を設けており、光と風が通り抜ける構造とした。各フロアの大型サッシを開放することで、中庭の自然と一体化する内部空間を実現している。素材面では、地下から屋上まで建物全体にイタリア産天然石トラヴァーチンを採用。吹き抜け正面の壁には、2020年に発見されたブルーグレー層から産出される希少変種「トラヴェルチーノブルー」を、地下1階から3階まで連続配置することで地層のような積層を表現した。

専有区画は「B1F、1F-A、1F-B、2F」の4店舗と「3F」の住宅の計5区画。住宅には暖炉や床暖房、プライベートサウナ、屋上庭園を備えている。

REMNは英語「remnant(名残・残響)」からの造語で、過去の記憶と未来の変化が出会う場所を意味する。街の歴史的文脈や自然環境、時間の蓄積を読み解きながら、残すべきものは残し、更新すべきものは更新するという開発思想を体現した1棟となっている。
【概要】
名称:REMN AOYAMA
所在地:東京都港区南青山3丁目14番11号
交通:東京メトロ各線・表参道駅 徒歩4分
敷地面積:432.22㎡
構造:鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建
用途:店舗・住宅
延床:686.48㎡
専有:B1F 74.77㎡、1F(A)42.77㎡、1F(B)122.66㎡、2F 210.38㎡、3F 185.69㎡
設計管理:株式会社栗田祥弘建築都市研究所
施工:株式会社小野組
売主:株式会社TRIAD
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。







