クラフトバンク総研

加藤慎也さん(株式会社加藤建設・代表取締役)

更新日:2025/4/7

 16歳で建設業界に飛び込み、その在り方に疑問を抱いた。建設業は「仕方なく選ぶ仕事」と見られがちで、職人の立場も低く扱われることが多い。だからこそ、「この仕事を選びたい」と思える環境をつくり、新卒や未経験者が自然と集まる会社・業界にしたいと考え事業を展開している。

 採用活動では自ら高校に足を運ぶ。型枠工事に関する仕事内容だけでなく、社風や職場の雰囲気を「ありのままに」伝えることを重視。「近年では休暇取得や時間外労働の少なさなど、プライベートを重視する傾向が強いと同時に、早期に技術を身に付けて収入を増やしたいと考える求職者も多い。多様な価値観に応え、それぞれの目標を後押しできる環境を心掛けている」と実感を込めて語る。こうした柔軟な姿勢が共感を呼び、今年4月には会社の方針に共鳴した4名が新卒で入社を果たした。「今後も新規入職者を増やし、将来的は育成手法も確立したい」と展望を語る。

 直近の目標は、「社員が目標を持ち、楽しく働ける会社」として定着すること。「加藤建設でなければできない仕事」を増やし、実績と知名度を高める意向は誰よりも強い。浜松を拠点に大規模な現場を施工しているが、まだ満足はしていない。「県内だけでなく全国で仕事をしたい。自分たちにしかできない『作品』を作り続けたい」と挑戦を続ける覚悟を示した。

株式会社加藤建設のホームページ:https://www.kato-kensetsu.co.jp/

新着記事

  • 2026.10.08

    鳥海 丈俊さん(株式会社鳥海鋼業・常務取締役)

     数年前に常務取締役に就任。副社長を務める兄のサポートをすると同時に、常日頃から「社員が伸び伸びと、やり甲斐を持って働ける職場環境の整備を心掛けている」と方針を述べる。50~60代のベテランが在籍する今だからこそ、「この […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.10.01

    菅谷 良太さん(有限会社菅谷鉄筋・専務取締役)

     新卒で入社した食品会社では、常に営業トップクラスを維持していた。「必ずボーナスに反映させる」という言葉を信じ続けたが、通常の成績である同期との差は1万円程度の違い。創業者の父に入社を懇願するも、「現職に勤務しながら、毎 […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.09.25

    和田 拓巳さん(株式会社相光園・取締役)

     異業種から造園業の世界へ飛び込んだのは35歳。経験も知識もない、まさにゼロからのスタートだった。「前職は朝から夜まで働き詰めだったので、8時から17時までという職人の仕事には衝撃を受けたし、とても魅力を感じた」と笑顔で […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.09.17

    江川 靖さん(株式会社江川スチール・代表取締役)

     23歳の時に、現在も社内で活躍を続ける部長と2人で独立。その後、「安全面の徹底や福利厚生費の整備、月給制の導入は不可欠」と痛感し、法人化を実施した。早期に社会保険への加入も進めており、「とにかく社員と協力会社が心地良く […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦