クラフトバンク総研

渡辺 大輔さん(micasa株式会社・代表取締役)

更新日:2026/6/25

 2023年4月の起業以降、「紆余曲折を経てきた」と感慨深げに語る。前職では大手リノベーション企業に所属し、2年連続で全社MVPや最優秀所長賞も受賞した。何か不満があった訳ではない。しかし、徐々に「現状維持で問題ない」とする周囲とのズレを感じ始め、「勝負を賭けるなら今しかない」と独立を決意した。

 昨年には、工事費の未払いや信頼していたNo.2が退職するなど、想定外の状況も経験した。このような事態に遭遇する度に、「今までが、どれだけ恵まれてきたか痛感している」と微笑みを見せる。最近は人気YouTube番組「令和の虎」を主宰する南忠則氏(WOODBASE・F・代表取締役)の顧問会一期生となり、経営のノウハウをゼロから習得する日々を送る。「視座の高い同志たちと、情報共有ができる時間は何物にも代えられない。引き続き関係を強化する中で、新たな知見を習得したい」と明確なスタンスを示す。

 今後は「買取再販のフルリフォームを強化する」と意気込みを見せる。直近では20代の施工管理の資格を持つ女性社員が入社したこともあり、「これを機に新たな流れを作れたら良いな」と期待を込める。今年度は前期より倍近くの売り上げが立つ見込みだ。不動産事業部を創設後、オリジナルブランドを構築する計画もある。自身の中で自問自答を繰り返すテーマは「会社永続を見据え、いかに『人』を重視した『組織』を作り上げるか」。悩みは尽きない。しかし、「やるしかない」との覚悟を改めて見せ、この先も全力を尽くすことを誓っている。

会社のホームページ: https://micasaw.com/

新着記事

  • 2026.10.08

    鳥海 丈俊さん(株式会社鳥海鋼業・常務取締役)

     数年前に常務取締役に就任。副社長を務める兄のサポートをすると同時に、常日頃から「社員が伸び伸びと、やり甲斐を持って働ける職場環境の整備を心掛けている」と方針を述べる。50~60代のベテランが在籍する今だからこそ、「この […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.10.01

    菅谷 良太さん(有限会社菅谷鉄筋・専務取締役)

     新卒で入社した食品会社では、常に営業トップクラスを維持していた。「必ずボーナスに反映させる」という言葉を信じ続けたが、通常の成績である同期との差は1万円程度の違い。創業者の父に入社を懇願するも、「現職に勤務しながら、毎 […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.09.25

    和田 拓巳さん(株式会社相光園・取締役)

     異業種から造園業の世界へ飛び込んだのは35歳。経験も知識もない、まさにゼロからのスタートだった。「前職は朝から夜まで働き詰めだったので、8時から17時までという職人の仕事には衝撃を受けたし、とても魅力を感じた」と笑顔で […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦
  • 2026.09.17

    江川 靖さん(株式会社江川スチール・代表取締役)

     23歳の時に、現在も社内で活躍を続ける部長と2人で独立。その後、「安全面の徹底や福利厚生費の整備、月給制の導入は不可欠」と痛感し、法人化を実施した。早期に社会保険への加入も進めており、「とにかく社員と協力会社が心地良く […]
    クラフトバンク総研編集長佐藤 和彦