難波 勇紀さん(株式会社難波工業・代表取締役)
更新日:2026/5/8
会社では近年、大卒も対象にした採用活動に舵を切った。その動きに伴い、総務・人事を専門に経験を積んできたベテラン社員を招聘。高校・大学などの学校回りを実施するなど、今までにない観点からのアプローチで結果を残している。会社設立から10数年と若い会社だが、「技術承継を進めるには、社内の組織化が必要と痛感した」と経緯を語る。

直近で目指すスタイルは、離職率の引き下げと、社員に熱絶縁工事の楽しさを浸透させること。実現には、職人への教育の徹底が不可欠と考え、自身が代表を務める別会社「Build Connect」では、建設技術に特化したマニュアル動画サービスの配信を開始。日本語・英語・ベトナム語・インドネシア語の4ヶ国語に対応しており、若手人材の定着と外国人技能者のスムーズな現場適応を支援する。「指導者による教え方のばらつきを防ぐため、動画による専門情報の提供を考えた。場所を選ばず活用できる特徴も大きい」と現場教育の重要性を提示する。


現在は、兵庫県内の営業所を増やすために、社員の採用・教育も活発化させる。最近では、事務作業を可能な限りAIに任せてみようと研修会を開くなど、新たな試みも見せている。心の中には「いつかフィリピンを含めた、アジア圏にも進出したいな」という思いもある。「環境を支える断熱工のプライド」をモットーに掲げる同社。平均年齢34歳と、若くパワー漲るチーム力を武器に、今日も最前線に赴いている。

会社のホームページ: https://nanbakougyo.net/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。






