土居寛人さん(株式会社RATE・代表取締役社長)
更新日:2026/6/26
2025年2月に創業者である父の後を継ぎ社長に就任。社名を株式会社四国リムーバーから「Rope access Technician Excellent」の頭文字から冠する形で「RATE」に一新し、「ロープアクセスを軸に、より専門性の高い技術集団として成長を遂げたい」と抱負を語る。自身もロープアクセスの国際基準IRATAにおける最高位資格を有し、今も第一線で現場に立ち続けている。


これまではガラス清掃を中心としたビルメンテナンス業務が主力にしていたが、現在はマンションのタイル張替えや注入、シーリング打ち替えなど改修工事も重視。特にロープアクセス工法は「足場よりも機動性が高く、狭所でも柔軟な対応が可能。状況次第ではレスキュー活動にも活用できる技術」と、その実用性と将来性を強調する。その一方で外観上の危険なイメージから若手採用には課題が残る。「本人はやる気でも、家族の理解が得られず辞退されることもある」と現実を明かす。このような懸念を払拭すべく、無事故の実績や認証制度を基に安全性を訴求しており、資料やメディアを通した正確な情報提供にも努めている。


社内に営業専任者はおらず、「現場で職人がお客さまと直接向き合える時間こそが、会社の信頼性を示す羅針盤」と持論を示す。それ故に全ての社員に徹底的な技術力の向上を求め、「現場で主導的に動ける人材を継続的に輩出したい」と意気込みを述べる。常に「いま何ができるか」を模索するスタイルと専門性の高さを強みに、RATEは次なるステージに向かう準備を進めている。


会社のホームページ:https://www.shikokuremover.jp/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。







