栃木県舗装協会などが新年賀詞交歓会
更新日:2025/4/27
栃木県舗装協会(岩見髙士会長)と栃木県アスファルト合材協会(磯部尚士会長)は、1月10日、宇都宮市内で新年賀詞交歓会を開催した。当日は52社・79人が参加し、両協会の交流・親睦を深め、2025年の躍進を誓った。

冒頭の挨拶で岩見会長は、「昨年は真夏日が過去最多を記録し、施工現場の安全管理や耐熱性の高い舗装材料の導入が一層重要になっている」と述べた。その上で、「資材価格の高騰や人手不足、作業環境の悪化など深刻な課題が山積する状況だ。本年は働き方改革の推進、ICTの活用、人材育成に力を注ぎ、社会資本の維持・整備に積極的に取り組んでいきたい。栃木県アスファルト合材協会と連携し、技術の向上と技術者の育成・確保に努め、協会員一同で業界の健全な発展を目指していこう」と呼び掛けた。

また磯部会長は「中小・地方の建設業界では週休2日制が定着しつつあるが、物価高騰や労働時間規制、技術者不足による賃金上昇が生産性悪化を招く構造的な難題が続いている。栃木県舗装協会との結束を強めると同時に、変化に柔軟に対応しながら成長と発展を遂げる1年にしていきたい」と力を込めた。

来賓として栃木県知事の福田富一氏、栃木県議会議員の螺良昭人氏、栃木県県土整備部次長・星野晃秀氏らが登壇。両協会に社会基盤である道路インフラの維持・整備の継続を期待するなど、祝辞を送った。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。