土木技術者女性の会ら 橋梁点検体験会開く
更新日:2025/4/28

土木技術者女性の会・東日本支部と茨城県建設業協会・建女ひばり会らは、8月8日に茨城県内で「夏休み! !ドボジョと橋をみてみよう♪inいばらき2024」を開いた。当日は県内から小・中学生と保護者の計24名が参加し、石岡市内の橋梁の簡易点検や国道355号東成井跨線橋の現場見学を行った。

冒頭、土木技術者女性の会・東日本支部長の中田宏美氏は、「橋は私たちの生活を支える大切な社会インフラの一つ。本日の体験を通じて、橋の魅力を体感してほしい」と挨拶。先生役の担当者(女性土木技術者)がペーパークラフトを使用しながら橋梁の構造や、施設点検の概要や点検チェックシートの使い方などを参加者に分かるよう実演し、特徴や効果、詳細などを説明した。


実際に現地で点検を体験した参加者からは「橋の構造を知ることができた。学校での学習に活かしたい」と声が上がり、自身で繰り返し何度も試行する姿も見られた。
今回実施した取り組みは「リコチャレ」と呼ばれ、次代を担う科学技術人材を育成の1つ。茨城県では今年度、既に笠間市・石岡市の2拠点で、橋梁点検と橋梁建設工事現場の見学を開催している。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。