若手社員研修を開催 東京都中小建設業協会など
更新日:2025/4/28

東京都中小建設業協会(都中建、渡邊裕之会長)は6月7日、下水道メンテナンス協同組合と東京建設工業協同組合と共同で「2024年度・若手社員研修」を開催した。研修は、若手リーダーシップやキャリアビジョンをテーマに進められ、リーダーに求められる役割や視点、後輩指導・対応スキルなどの重要性をワークショップも織り交ぜて紹介した。

冒頭、渡邊会長は「本日の研修では、職場・現場でどのような指導力を発揮すれば、会社を牽引できる存在になれるかなどが盛り込まれている。会社によっては先輩後輩が少なく、社内で横の繋がりが薄いため、なかなか相談ができない人も居るはずだ。私たちは同じ建設業のフィールドで働く同志。このような機会を有効に活かし、業界全体の下支えを目指していこう」と挨拶した。

当日は、研修講師として丹羽將喜氏が登壇。振り分けられた各チームにて、エゴグラムから見える弱みや改善点を把握し、自身の振る舞いや考えをどのように修正すれば適切に変化できるかなどを議論した。プレゼンテーション形式で自身の気付きや着原点などを意見し合うことで関係性が強化され、終盤にはチームとしての答えがスムーズに導き出るようになった。若手社員研修は来年も開催予定で、東京都中小建設業協会は今後も下水道メンテナンス協同組合・東京建設工業協同組合と連携した活動を続ける方針だ。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。