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新会長に新藤議員を選出 日本建設職人社会振興議員連盟

更新日:2025/4/28

 日本建設職人社会振興議員連盟は2月13日、第8回総会を開き、新会長に新藤義孝衆院議員を選出した。同連盟は、自民党122人・公明党11人となる超党派の国会議員で組成する組織。会長代理に岡本三成衆院議員、幹事長に長島明久衆院議員が選ばれ、今後も継続的な活動を実施することを確認した。

新藤会長は、「政治の場で足場工事の問題に注目することで、職人の命を守り、社会的地位を高めることが重要だ」と述べ、賃金の上昇や職人としてのキャリアアップ、リスキリングの必要性を訴えた他、足場の事故率を減少することや時代の変化に対応した手法を取り入れていくことを訴えた。

総会では、国土交通省と厚生労働省が建設労働災害防止に向けた取り組みを説明。国交省からは、標準見積書の普及による適切な支払いや、適正な労務費の確保・行き渡り、必要経費の検討などについて、進捗状況を報告した。

日本建設職人社会振興連盟の近藤昌三理事長は、「建設業の労災死傷者数は長期的に減少傾向だが、全産業の3割を占める状況には変化がない」と話し、改正安衛則の順守を指導すると同時に、安全衛生経費を必要経費として明示するよう法令の改正を求めた。

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