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尾鍋組が中日新聞社賞を受賞 

更新日:2025/6/2

尾鍋組(三重県松阪市)は12月11日、名古屋市内で開催した「第38回中日産業技術賞」の贈呈式に出席した。同賞は、日本経済の根幹をなす産業技術の発展に資することを目的に、優れた技術・製品の開発に対して与えられる顕彰。尾鍋組(三重県松阪市)・三重大(津市)・三重ティーエルオー(同市)が開発した「エコジオ工法」が、中日新聞社賞に選ばれ、中日新聞社の大島宇一郎社長から賞状が贈られた。

エコジオ工法は、砕石(小さく砕いた自然石)だけを用いて施工し、地中に廃棄物を残さない地盤改良技術。セメントや鋼管と比べ、材料生産におけるCO2排出量が少なく、地中にセメントや杭を残さないため、土地の価値を下げる可能性が低い特徴がある。尾鍋組の尾鍋哲也社長は「脱炭素社会に少しでも貢献していくため、今後も普及促進と技術の改善・改良に全力を尽くしていきたい」と展望を述べた。

贈呈式後、尾鍋社長はエコジオ工法に関するプレゼンテーションを実施。来場者に対し、工法の特徴や魅力などの紹介を行った。

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