山口県建設業協会が定時総会
更新日:2025/6/2
山口県建設業協会(中村髙志会長)は5月27日、2025年度定時総会を開いた。総会では24年度の報告を行った他、経営基盤の安定化といった諸課題に取り組む2025年度の事業計画を決めた。


冒頭の挨拶で中村会長は、「資機材高騰や人件費上昇により実質投資額が減少し、経営環境は厳しさを増す一方で、自然災害は激甚化・頻発化し地域の守り手としての必要性が高まっている」とし、「社会的使命を果たすためにも、健全で安定した経営基盤を構築できるよう協会員、発注者らと協力していこう」と呼び掛けた。

来賓の村岡嗣政知事は、「『やまぐち未来維新プラン』に基づき鋭意街づくりを進めているが、県政の土台作りには皆さんが需要な役割を果たす。業界が抱える課題の解決に全力を挙げる」と述べた。

25年度は、「第3次・担い手3法」の適切運用、ICT活用、建設現場見学会開催、「やまぐち建設フェス」への参加などを実施していく。

当日は、旭日小綬章や国土交通省表彰、県協会表彰を受賞した関係者らの表彰式も開かれ栄誉を称えた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。