日本左官業組合連合会が定時総会
更新日:2025/6/3
日本左官業組合連合会(石川隆司会長)は5月29日、名古屋市内にて第88回定時総会東海ブロック愛知大会を開催した。当日は全国から会員約500名が集結。新理事として本田行宏氏(新潟左官工事業協同組合理事長)、五十嵐公嘉氏(同副理事長)の就任が承認された。

開催地を代表し、東海ブロック会・愛知県左官業組合連合会の横井良彦会長が「88年前、全国の左官業者約250名が愛知に集い設立総会が開かれたと記録にある。再びこの地に全国の皆様が集われたことを心より嬉しく思う」と歓迎の意を述べた。

石川会長は開催を喜ぶと同時に「今年度から標準労務費の導入が本格化する。担い手3法の改正を受け、適正な労務費の確保と引き上げ、著しく低い見積・受発注の排除を徹底したい」と述べた。更に「技能継承、資材高騰、生産性向上、若年技能者の確保・育成など課題は山積だが、力強く挑戦し、建設業の新たなステージをともに切り開こう」と呼び掛けた。

総会では、2024年度の事業報告・決算、2025年度の事業計画・予算などが認められた他、第16回「左官工事PR」「会員増強」「次世代育成」の貢献者表彰も実施された。次回の開催地は北海道と発表され、北海道左官業組合連合会の中屋敷会長は「全国の皆様に楽しんでいただける大会にしたい」と意気込みを語った。
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総会後には懇親会も開かれ、来賓として大村秀章愛知県知事、中田英雄名古屋市副市長らが出席。三味線奏者の山口晃司氏による演奏が会場を盛り上げ、盛会のうちに幕を閉じた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。