幸和建設工業の「災害時に利用できるツリーハウス」が完成
更新日:2025/6/11
幸和建設工業(横浜市戸塚区)の手掛けた、災害時に利用できるツリーハウス(横浜市戸塚区)が完成した。

この取り組みは、幸和建設工業が地域に住む親子との協力で実施したものであり、災害時のペット同行避難や子供たちの安全確保を目的としている。ツリーハウスは、地域の親子と一緒に製作しており、子供やペット連れの家族が気軽に訪問できる居場所を作る狙いもある。

完成したツリーハウスは、木のぬくもりを感じられるデザインとなっている。日常では子供たちの遊び場として利用可能な他、災害時は避難所として機能する。子どもたちが遊びを通じて心安らげる場所を目指しており、日頃から人との繋がりがある空間を提供することで、地域全体の防災意識の向上に繋げていく。

「平時から人と人とが繋がる場所作り」を目指した、この活動は2019年よりスタート。これまで「こどもと犬の遊び場(508 DOG RUN)」の提供や、ワークショップの開催など、地域コミュニティーを育む取り組みを行っている。今後も幸和建設工業は、地域の声を反映しながら、新たなプロジェクトを模索していく方針である。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。