加藤勇気さん(有限会社加藤電機工業所)
更新日:2026/7/14
入社直後から、民間のみで展開していた事業形態に、元請けとして公共工事に取り掛かる体制を組み込んだ。幼少期から家業を継ぐ意志は強かった。しかし、大学時代にインターンとして体験した電気工事会社の居心地が良く、卒業後に4年ほど社員として所属した。このキャリアを活かせたことに、「無駄な経験などないと胸を張って言えるかな?」と微笑む佇まいが魅力的である。

目下の課題は、「今後を見据えた準備を始めること」。現段階では、公共工事の売り上げを、会社全体の6割程度まで引き上げたなど、組織を運営する上での問題はない。だが、「5~10年先を見据えると、将来を担う人材の育成に取り掛からなければ、手遅れになる可能性が高い」と危機感を示す。通常業務を遂行した上で採用・教育を両立させるのは骨の折れる作業だが、「会社の未来を考えると、今から着手する必要がある」と常に一歩先を考えた行動を考えられる点が特徴である。

当面は、「行政の仕事を確保しつつ、民間工事での幅も広げたい」と意向を見せる。自身はまだ30代前半と活気と意欲に溢れており、常日頃から「どのような動きをすれば、会社の永続を実現できるか?」に集中する。最適解を見出すことは困難だ。しかし、「建物に明かりが灯った瞬間には、何物にも代え難い達成感がある」という醍醐味を胸に、今日も最前線での業務に励んでいる。

会社のホームページ:http://www.kato-denki.co.jp/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。







