北海道建青会が「第41回全道会員大会」
更新日:2026/8/31
北海道建青会(丸田尚弘会長)は8月28日、北見市内で第41回全道会員大会を開催した。「いただきます」をテーマに掲げ、豊かな自然と先人への思いをはせながら地域建設業の可能性を探り合った大会には、衆議院議員や国土交通省の来賓や会員ら約250人が参加した。

冒頭、丸田会長は「地域社会に寄り添った確かな視点を持ち、建設産業の明るい未来を目指して歩みを重ねてきた。我々にとって建設業の歴史は、未開の地を切り開き、資源開発の先頭に立った北海道の歴史そのものだ。広大で厳しい自然と向き合いながら持続的な活用と共生を選んだ先人の歩みを受け継ぎ、北海道のさらなる可能性を探ることが地域建設業の未来を拓くことに繋がる」と力強く呼びかけた。

記念事業の第1部では、北海道エアポートの山崎雅生社長と演劇ユニット「TEAM NACS」リーダーの森崎博之氏が基調講演に登壇した。山崎社長は「北海道における空港経営計画~7空港一体運営の可能性~」と題して講演。空港整備を担う建設業への謝意を示した上で、所有者が異なる7空港を一括コンセッションする世界初の取り組みを紹介。積極的な路線誘致とステークホルダーと連携した空港づくりへの注力を説明した。今年12月から新千歳空港にサンフランシスコ便・バンクーバー便が就航することも発表し、北海道の国際的なアクセス向上と地域経済への波及効果への期待を示した。

森崎リーダーは「生きることは食べること」と題して登壇。北海道の農業応援団長として「各エリアの方々が集まり、地域の好きなところを語り自慢してほしい。地元を愛することが大事だ」と訴えた。また、食育と食料自給率の重要性も説き、北海道の子どもたちが農家を夢見る未来をつくりたいとし、「先人から受け継いだ風景を守り、日本の農業に貢献したい」と力を込めた。

第2部では「『いただきます』を支える北海道の力」をテーマにパネルディスカッションを実施。農業・漁業など一次産業に従事する道内関係者4人がパネラーとして登壇した。鮮度保持のための良好なインフラ整備の必要性、高速道路の延伸・2車線化、農業用大型機械が通行できる道路の拡幅、野生動物の侵入防止対策の充実など、北海道をよりよくするための幅広い意見が交わされた。「建設業と農業が一丸となって北海道に人を呼び込みたい」との声も上がり、産業の枠を超えた連携の重要性が確認された。

来年度の第42回全道大会は、宗谷建設青年会が主管し開かれる予定だ。
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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。

