梅田省一さん(株式会社ノーグチ・工事事業部 部長)
更新日:2026/3/25
現場で作業をする職人の負担を減らすため、鉄筋のユニット化(ジャバラ工法)を進めるなど、工数を減らす施策に励む。職長の時は、2~3ヶ所の現場を理解すれば良かった。しかし、「今はその職長を含め現場がどのような動きに変わったか、その全てを把握する必要があるから大変なんだ」と話す表情は晴れやかである。

社内では、積算ソフト(3D)やDIN CADなど複数のサービスを導入しており、それによって生まれた時間を施工計画や社内研修、現場パトロール、採用活動などに当てる。「今年に入ってから県内の景況は落ち着いてしまったが、いつ何が起きても応対できる体制を心掛ける」と人材の採用・育成に特別な意識を傾ける。4月からは2人の入社が決まるなど明るい要素も多く、「今が正念場。この難局を会社総出で乗り越えて見せる」と会社を率いる姿は勇ましい。
会社としてはSDGs登録事業者の更新を控えるなど、環境に配慮した組織運営も行っている。市場の動向を見据えながら、技術革新に目を向けることも忘れない。大胆だが繊細な面も持つ業務推進には定評があり、「新築より改修の需要が多くなりつつある現実と向き合い、しっかりとポイントを押さえたい」と見立てを述べる。「自分が手掛けた建物ができ上がった時は、家族・親戚一同に自慢できるほど、建設業は誇らしい業種」。この先も鉄筋工の需要は継続するが、変わらなければ生き残れない。今なお鉄筋工事業に熱狂できるスタンスは魅力的で、その眼差しは今なお周囲にエネルギーを分け与え続けている。
株式会社ノーグチのHP:http://no-guchi.co.jp/
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。






