近藤建設が「ストローベイル6畳の小屋」完成見学会
更新日:2026/7/24
近藤建設(埼玉県ふじみ野市)は7月23日、藁を建材に再活用した「ストローベイル6畳の小屋」の完成見学会を開催した。

会場である同社のショールーム「konkonpark」には、地域住民や業界関係者が来場。製作工程の動画紹介や実物の小屋の見学を通じ、サステナブルな建築の魅力を体感した。今回の同プロジェクトは、「第10回埼玉県環境住宅賞」アイデア部門で優秀賞を受賞したことを機に、「様々な発想を実際の形にしたい」という強い思いから始動。基礎工事から大工工事、藁の積み上げ、土塗りに至る全工程は、グループ社員の有志により完遂された。


ストローベイルハウスは、建材製造時のCO2排出を大幅に抑制できる他、解体後も大部分が自然に還るなど、高い循環性を備える。田園地帯と住宅街が近接する埼玉県の地域特性を活かし、本来廃棄される藁を近隣で建材として資源化することで、地産地消の循環型街づくりという新たな価値を提示している。

プロジェクトの指揮を執った近藤建設の注文第一・分譲チーム・永島利倫氏は「今後は断熱性や耐久性の実証実験を継続し、将来的には一般向けのセルフビルドキットの提供や大規模建築への応用も目指したい」と展望を述べた。今後も同社は、環境に配慮した建物づくりを通じ、建築の可能性を広げていく方針である。

この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 松本 雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。

