山下徹也さん(日和建設株式会社・営業部・部長)
更新日:2025/4/28
山下徹也さん(日和建設株式会社・営業部・部長)
会社のホームページ=https://www.hiyori-kensetsu.jp/
昨年11月に営業部を立ち上げ、民間工事の受注比率アップに注力している。創設当初に1割程度だった民間工事の割合を、4割近くにまで上昇させることに成功。営業部に所属する社員を5人ほど増員し、会社の売り上げ安定化を目指している。

民間部門の売り上げを上昇できた要因は、取得した土地を更地に解体し、売却まで手掛ける不動産事業が軌道に乗ったこと。業務フローを確立するまでの課題は多いが、既に「いずれは、仕入れた土地に建築し、売り渡すまでの全ての工程に携わりたい」と組織の拡張を見据えている。山下部長の参画以降、採用を強化した効果もあり、社員の若返りは飛躍的に促進。現在、社員の半数が20代を占める状況に変わったことで、長期的な戦略も立てられるようになったという。


山下部長は、「2年以内を目処に、豊中市内に支店を1つ設けたい」と展望を語る。「不動産事業が加速すれば、若手社員はこれまでにない経験を積むことができ、それは会社の躍進に繋がる」と見立てる。これが具現化すれば、兵庫県内にも支店を増やし、更なる可能性の追求にも視野を向けられるようになる。新たに加わったメンバーの活躍もあり、付き合う企業に変化が出るなど良い兆候は溢れている。「全てのビジネスは、働く『人』があってこそ成立するもの。もちろん知識・技術の習得は重要事項だ。しかし、当社がまず重きを置くのが『人間力の育成』。会社一体となった活動を続けることで、建設業界の活性化に繋げていきたい」。
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。